中年バックパッカーの勧め(基本編) 筆者のつぶやき
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中年バックパッカーの勧め(基本編)

 

中年バックパッカーの勧め 3

(2)仕事のことを考えない時間を作る

最近うつ病を罹った人の話を聞きましたが、真面目な人が多いようです。一途に思いつめてしまう、一度の失敗に耐えられない、そんな人がなるのかもしれません。しかし可能性は誰にでもあります。サラリーマンは仕事をしてサラリーを貰っているプロですから、厳しい状況におかれることもあります。

そんな時、いや日頃から無理にでも昼休みは仕事のことを考えない、週末は考えない、休暇中は考えない、等の習慣を付けることはどうでしょう。気分転換を常に行なう、言うは易し行うは難し、ですね。

そしてその時何をするのか??ストレス解消を食や酒に求める人もいますが、これは決して健康によいことではありません。日本のサラリーマンはただでさえ、飲み会が多く、残業で帰宅も遅く、食事も不規則。健康診断をやれば、再検査になる人が非常に多いのが実情です。

健康から言えば、散歩などがよいと思います。但し単に散歩しているだけでは、余計なことを考えてしまいます。

『本当に辛い時は音楽など聞いてもダメだ、気持ちが完全にのめり込むような落語や浪曲が良い』。実は私はある時、『明日が来るのが恐ろしい』という程どん底に落ちたことがありました。その時ある人がそっと手渡してくれたのが、落語と浪曲のCDだったのです。落語はまだしも浪曲なんか、とバカにしていましたが、それから半月後いよいよ明日はダメかもしれないと言う時に、浪曲『清水の次郎長』を取り出して聴いたところ、不覚にも涙を流してしまい、気持ちが落ち着き、何とか乗り切ったことがありました。

この例で気が付いたことは、いつも嫌なこと以外のことを考える習慣を身に付けることだったのです。ただ何となく生活することを辞め、自分の行動に目的を持つ、理由をつけるようにしました。旅行もこれまでの何となく『中国全省制覇』といったものから、『中国の茶葉産地を歩く』といったものに変わって行きました。

目的を持って、何かを調べながら歩く、花や木の写真を撮りながら、その花や木について考える、家に帰ってから百科事典で調べる、ネットで検索すればよいのではないでしょうか??

 

 

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