中年バックパッカーの勧め 4
(3)記録する(自分の記憶力保持と家族の理解の為に)
そして折角旅をする、散歩するのであれば、何か記憶に残しましょう。若い頃は記憶力もありますから問題ありませんが、中年以降になると極端に記憶が薄れていきます。『旅の記憶は心の中に』という訳にはいきません。
記憶力が衰えるのですから、記録する必要が出て来ます。同じ歩いていても、気が付いたことはメモする、デジカメで撮る、そして同じ歩いて行くのなら、興味の持てそうなものがあるところを歩いて行くようになります。
私の場合、それが歴史だったわけです。小さい頃から大河ドラマは必ず見ていましたし、大学入試では一時史学科を志望していましたから、比較的入り易い分野だったと思います。香港駐在中にはとうとう他の人まで巻き込んで『香港歴史散歩の会』まで作ってしまいました。勿論最初は1人で歩いていたわけですが、同好の士というものはいるもので、今でもお付き合いが続いています。
また家族や友人に自分の旅を理解してもらうのにも記録は最適です。私の場合、『今日どこに行ってきたの?』と家内に聞かれるとデジカメで撮った写真を見せます。これで怪しい??行動が無かったことが分かります。更にメルマガや旅行記を作成し、皆に配信します。当然家内も読みますので、夫が何を考えて、何をしているか、少しは分かってくれていると思います。これは極めて重要なことです。
|